昔むかし、ある男は夢の中で
"最初にさわったものを 手から離さないようにしなさい。
きっと、いいことがある。"
という声を聞きました。
男が最初に持ったのは一本のわらしべ。
わらしべにあぶを結び付けて持って歩くと、
そのわらしべを欲しい
と言われて
そのみかんは、きれいな布と交換され
布は馬に交換され、
とうとう馬は
大きな屋敷になりました。
人々は、男のことを
わらしべ長者
呼ばれるようになりました。